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Mission16# ミッドガンド――朝の目覚め―― 1/1


イリスが目を覚ますと、コトノハのさえずりが忙しい。

「どうしたんだ?何か‥――」


『君、イリスの?』

急にコトノハからティアの声が聞こえ、驚いて言葉を失った。



――ティアもコトノハを持っているのか‥?

しばらく間が空いたが再びティアの声が聞こえ始めたことで
これは録音だと言うことが分かった。


『私は側に居られないから。でもせめて、お礼言いたかったな。あと、さよならって...』

コトノハはそのとたん飛び立ち、どこかへ潜り込んだのかティアの声が遠のく。

『次に会うときは‥‥』

また間が空く。

『元気でね..イリス』



メッセージはそこで終わっており、メッセージを伝え終わるとコトノハは大人しくなった。
ティアにコトノハの存在を教えたことはなかったが、
コトノハを見てティアもイリスと同じく録音機能がついていることを知らずに話しかけたことを知った。


「お前、音声録音出来るのか?」

コトノハは頷く。
「でも、どうやって?」


コトノハは首を傾げていた。
イリスの質問に対してわからないというよりも、質問の意味がわかってないようだ。


「これは‥マットに後で聞くしかないか」

――さよならってことは、出て行ったのか?



急いで一階へ降りようと靴を履いたが、
不思議と心身共にだるさは無くなっていて心も体も身軽になっていた。


一階へ降りると、母が朝食の用意をしていた。


「母ちゃん、ティア見てない?」


「ティアちゃん?昨日の夜、イリスの部屋に行くって言ってそれからは見てないわ。何かあったの?」

母に詳細を隅々まで話したかったが、極秘の任務もかねて話しにくい。


「ティアが夜訪ねにきたんだけど、疲れてしまって先に俺が寝ちゃってさ。
朝起きたら伝言だけ残ってて、急ぎで次の街に行くからって帰ったみたいなんだけど」

「そうなの‥、一声かけてくれたら良かったのに。残念ね」



「母ちゃん、こういう時に悪いけどしばらく家を空けるよ。いつ戻れるかはわからないけど」

「それはかまわないけど、イリス、帰ってくる時はマーサにちゃんと連絡しなさい」


「はい‥」

リビングの席につき、マーサ叔母さんとジル叔父さんがリビングに来るまで待った。
今日は昨日のシチューとパン、チーズ、サラダだった。

あとでマーサ叔母さんやジル叔父さんにティアのことを話し、続けて家を空けることも話す。


相変わらずマーサ叔母さんは、パラディンのことになるとあまり良いようには言わなかったが、
気をつけるようにと話し始めた。


「最近ノヴァのことも聞くけど、パラディンにも注意しなさい。いい?
パラディンを嫌ってるから言ってるんじゃないのよ?上に注意しなさい」


どういうことかマーサ叔母さんに聞くと、代わりにジル叔父さんが答えた。

「油断してはいけないということだ。
組織というのは従わなければならないが、自分の考えと混在させるなよ。何が正しいか見極めなさい」

「分かったよ」



その場にいるのが居心地悪くて、すぐ自分の部屋へ戻り支度をした。


しかし、ジル叔父さんの言っていることは正しい。
任務のことを思うと気が滅入るが、ふとどうしてこんな任務が出たのか不思議だった。



「‥マットのとこへ行くか」

――マットなら何か知ってるかもしれない。

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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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