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Kiroro (2) ハートを探しに



気がつけば、
路地裏に倒れていた。

黒い魔法使いのせめての助けだろう。いつもカッとなってしまう彼女。
――今回ばかりは‥。


いつもと違う、そう思った。
私達にはハートがない。

魔法使いにはないもの‥。
メイラもハートがどういうものかわからなかった。


いつもなら大抵答えを出せるメイラも今回は身一つで探すしかない。
なぜ彼女がここまでして癇癪を起こしたのか、メイラにはわからなかった。

なんと言うか‥今回は――
「やり過ぎだよ‥、シャアラ」



黒い魔法使いの名前を口にしてハッと口を塞いだ。
言葉はちゃんと話せるみたい。

「‥話せる?」


でも今の自分は人の姿をしていないのだから、いくら言葉が話せても黙っている他ない。


ふと後ろからごそごそと何かを探っている音がした。
振り向くと、ゴミを漁る数羽のカラスと眼が合った。

カラスの目は鋭く、カァー!と鳴き出す声は警戒しているように聞こえた。

――なんか‥、ヤバくない‥ですか‥‥?


メイラは目を反らさないで後ろへ一歩ずつ下がっていく。
カラスはピョンピョンと跳ね、メイラに徐々に詰め寄ろうとする。
ある程度ギリギリ体が通りそうな隙間に目をやると、すぐに隙間の中へ入り走り抜けた。

その甲斐があってカラスは隙間の中まで追いかけて来なかった。
ホッと安心して、表へと出る。


そこは人が行き交う、大きな通りだった。


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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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