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Kiroro (6) ミルク粥


お腹が空いて朝早くに目が覚めてしまった。
そういえば、ハート探しに夢中になって食事のことすら何も考えていなかったことに気づいた。

お腹は切なく鳴る。


「ネコって何食べんだろ?」


ふと、猫がネズミやスズメを捕まえて食べている記憶が出てきてメイラは必死に首を横に振った。
とても食べられる気分ではない。



「レオに聞いたらわかる?」

メイラは木から下りると、食べ物を探しに昨日灰色のネコがいた所を避けて探した。

正直見つかりそうにない。




日が昇りきったとき、諦めて公園に戻った。
そこをレオが公園の前を通りかかりメイラを見つけた。

「あ、メイラ!」


レオが見つけたメイラはぐったりしていて元気そうに見えない。

「何かあったの?」


「おなかすいた‥」

心配したわりには大したことではなかったため、レオは思わず笑ってしまった。




『はい、お待ちね』

ところ変わって、今メイラの前には皿があり中には白いミルクのようなものが入っている。
思わず、唾を飲み込んだ。

これを持ってきたのは、レオを飼っているおばあさんだった。



『ミルク粥、ちょっと残っていたから貴方にちょうどいいわ。クロも一緒に食べなさい』


どうやら、レオはおばあさんにはクロと呼ばれているようだ。

レオ曰わく、人によっては名前が変わるのだと教えてくれた。



夢中になって、メイラはミルク粥を食べる。
こんなに食事が美味しいと思ったのは久しぶりだった。


「本当にお腹空いてたんだね」


メイラの食べっぷりに驚いてレオが言った。


「美味しいからだよ」



ミルク粥は少しぬるめに冷ましてあったため食べやすい。
猫の猫舌は伊達ではなかった。


『この子キレイな子ね、毛並みいいし。どこで見つけたのかしら?
  飼い猫‥にしては首輪がないし‥。もし良かったら、またここにきていいわよ』



メイラは嬉しそうに鳴いた。

一瞬、何を探していたのかわからなくなるくらい幸せな気分になった。


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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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