うぐいす色の実

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Kiroro (9) キロロ


メイラの体が光り、光はメイラの体を包み込んだ。
光が収まると、メイラの姿はなぜか白いネコの姿のままだ。


「ど、どうして!?」

「正解としてはまだ足りなかったみたいね、それが何かまでは。
  魔法は使えなくなるから、星子との契約は無効、ハートは貴方の元に戻る」


メイラから光が現れその光から七色の光が離れていき、残った光はメイラの中へと溶け込んだ


「おかえり」

メイラは小さくそうつぶやいた。



「結局‥何が足りなかったんだろう?シャアラにはわかる?」

「本質だと思う。それが一体何か、ってことね」


「ハートが戻ってきた今なら、分かるかもしれない」

「メイラ、ハートの呼び名は心以外にもキロロという言い方あるの知ってる?」


メイラは首を横に振った。
続けてシャアラは話す。


「古い言葉でキロロ。もしかしたら、今度こそわかるかもしれないね。キロロは複雑だから」

シャアラはそう言い残して去っていった。





「レオ、結局ダメだったよ」

「‥そっか」


落ち込んでいると思いメイラに何か言おうとしたが、メイラに遮られてしまう。

「でもね、ハートが戻ってきたの、心だよ?今ね、今ならハートが何かわかる気がするよ」


メイラがあまりに嬉しそうなので、レオは言葉を飲み込み自分も嬉しくなった。

「それでハートって?」


「レオが言った通り、私自身のことだと‥。形まではわからないけど、たぶん形も私なんだろうな」

心がわかるのは心が返ってきたとき。
そして自分のことがわかるのも‥。


「メイラ‥?」

気がつけば、レオのことを見つめていた。
一瞬で顔が赤くなる。


「この気持ちも分かった‥」


熱いミルク粥を無理に飲み込んだようなこの感じ。

メイラがこの気持ちを知ることになるのはもう少し先の話のことになる。


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