うぐいす色の実

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#15 青の街道 2/4


「すみません、ヨルドナさん。謎解けたので入っても大丈夫でしょうか?」

テント前で待つとヨルドナは、テントを開けエンゼルを招き入れた。


「朝早くに申し訳ないです。もうすぐここから出なくちゃいけないので‥」

「それは構わないよ。話によれば、フォーンとユラも加わるそうだが‥。今回は長かったからしばらく寂しくなるかもしれないがね。さて、君の推理を聞こうか」



エンゼルは息を吸って気持ちを落ち着かせた。


「始めは糸を張ってその上を歩いていたのかと思いました。でもそうじゃなくて、あそこには階段があったんですよね?僕らからは階段の影が消えるように光で操作して。あの時、ヒワリさん以外スポットライトが当たっていませんでしたし、周りは薄暗さが残っていました。真っ黒な階段があっても違和感ありません」


「なるほど。君の推理に1つ付け加えるなら、みな階段を明暗によって自分の頭で消していたということになるな」


「ヨルドナさん、推理はどうでしたか?」

「十分楽しめたよ。どうやって気づいたんだい?目の錯覚を利用したこのマジックに」


「ヴィジョンを考えた時に出てきました。意外と簡単だけど、人の目は錯覚を起こしやすいですから」



ヨルドナは頷く。

「ヴィジョンが起きても冷静になることだ。迷いが生まれたら、ますます混乱する。気をつけてな、エンゼル。フォーンとユラをよろしくな」

「忠告ありがとうございます」


エンゼルはお辞儀してヨルドナのテントを去り、ヒワリたちのいるテントまで戻るとみんながエンゼルの帰りを待っていた。


「遅くなりました」

「んで、謎解きはどうだった?」

エンゼルが戻ってきて早々、ロワンが尋ねる。


「昨日の戦闘のおかげでなんとか大丈夫でした」

「良かったな」


ロワンが意外に誉めてくれエンゼルは少し嬉しかった。

「リードの次はカルネの町ね。カルネは青い森の中心にあるし、その途中には崖もあるから」


そうフォーンがヒワリに伝える。

「そうね、魔物も多くなりそうだから気をつけないと」

「道中は"青の街道"と呼ばれている。2人だったら、相当キツい場所だったな。今はエンゼルもフォーン、ユラもいるし休憩しながら進める」


ロワンがそういうと不思議そうにロワンに尋ねた。

「ヒワリさんとロワンは水都コルシェからきたと言ってましたが、コルシェからリードへ行くとき青の街道を通らなかったんですか?半島のこの辺りはこの道しかないですし。僕はコルシェからリードへ船に乗ってきましたが‥」

「あの時は竜馬がいたからな。今回は歩くから休みながらじゃないと体力がもたない。そうそう体力も魔力も切らすなよ」

「じゃそろそろ行こっか?」


フォーンはそうみんなに話した。

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