うぐいす色の実

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#30 ロワンとヒワリ 1/5


かつて、グラズベリーはヴァンパイアと対抗する武器を作っていた職人の町。
狩人と魔術師は必ずといっていいほど、この町に寄りキュウソスの武器に頼っていた。

他の町にも点在して武器を作っていたキュウソスはその度に町をヴァンパイアたちによって襲われた。
このままでは町の復興や発展はままならないとして町の人たちの安全を尊重した狩人や魔術師たちの総本部は、
クラズベリーにキュウソスたちを集めこの町から出られぬようクラズベリーにシールドを張った。



「ログ山が見渡せる村イスで俺はエオロー=キュウソスという一族に養子として向かい入れられた。
エオロー=キュウソスは、ソウイル=キュウソスの分家でソウイル一族を守る者。
クラズベリーに訪れたとき、アイツと初めて会った」

その話を聞き途中でヒイラギはロワンに尋ねる。

「キュウソスには等級があるのか?」

「正確には血の濃さだ。特にソウイルは真の血。一番キュウソスの血が濃く一番狙われやすい。
エオロー・ユル・ラグ・ダエグ・ウィン・ケン、これらはソウイルを中心に元は8つの部族に分かれていたんだ」


「8つも?でも今は‥‥」

そう今度はエンゼルが問いかけた。

「‥‥もしかしたら生き残っているかもしれないが、
なんせ逃げ出した時はヒワリとその家族だけだったからな。みんなバラバラになった」

「そんな‥」


続けてフォーンが話したが、ロワンはヒワリと出会った時のことから話を進め始めた。

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