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#31 ロワンとヒワリ 2/5

クラズベリーの町並み外れた所にヒワリの家があった。
端から見れば、到底ここにソウイルの血が流れた一家が暮らしているようには見えない。
その頃、少年の身だったロワンにはソウイル家は豪邸に住んでいるものとばかりと想像していたため、
ここへ連れて来られた時には拍子抜けして誰の家なのか不思議がった。

中へ入ると、そこは至ってどこにでもある民家でその場にいた人たちは作業を中断してこちらへと向き、
里親はこの家の主とおぼしき人と出会いの再会を喜んだ。


「ロワン、前にも話したと思うが、こちらの方がソウイル家の主スクート様。
スクート様、以前に御手紙でお話したかと思いますが、息子のロワンです」

スクート様と里親に呼ばれたその男性は背が高く短髪で深緑色のその髪には
不思議とまだ幼い女の子と似通った髪質をしていた。

里親に続けてロワンも自己紹介をする。


「は、初めまして。シング・エオロー=キュウソスの息子のロワン・エオローです」

少し緊張したが、スクート・ソウイル=キュウソスは男性には珍しく穏やかに微笑んで受け答えた。


「ああ、キミがロワン君だね。初めまして、スクート・ソウイル=キュウソスといいます。
家内はガーネット、そして娘のヒワリ。他は私たち家族の同士たちで、メアリ、ギル、ユノーです。
シングから聞いているけど、ロワン君はヒワリの守につくそうだね。娘をよろしく頼むよ」

「はい、スクート様」


面会が終わるとロワンはすぐにヒワリの守りにつき自己紹介をした。


「初めまして、ヒワリ・ソウイル=キュウソス様。私はロワン・エオローと言います。
今度、ヒワリ様の守護につく者です」

父と同じ髪色を持つその幼女は顔は似ていないものの、雰囲気はどこか父と同じ気を
幼いながらに身にまとっていた。


「ロワン‥?」
「そうです。何かあればいつでも言ってください」

ヒワリは母のガーネットの裾を掴み手放さなかったが、そんな様子のヒワリにしゃがみ込んで話す。

「ロワンはね、ヒワリと遊んでくれるって」
「ほんとに!?」


ロワンは驚き訂正しようとしたがスクートに肩に手を置かれ、気にしなくていいと囁かれた。


「ちゃんとロワンの言うことを聞いて、ヒワリがいい子にしてたらね」

ヒワリ、いい子にする!そう満面の笑みを輝かせながら、ヒワリはロワンへ駆け寄った。

「一緒に遊ぼ!」
母ガーネットに笑みをこぼしたように、ロワンの前でもその笑顔は輝いた。

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渚 日向 /ナギサ ヒナタ

Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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