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#32 ロワンとヒワリ 3/5


「それから二週間俺はヒワリたちと居候することになり、平和だった日々にあの『クラズベリーの夜』を迎えた。
料理はメアリが考えていてメアリに頼まれ、夕食の食材をヒワリと一緒に買いに出ていた時だった」




食材の一つにパン屋さんに寄ったあと、家に向かって歩き出した時だった。

「どうかし‥たか?」

ヒワリに敬語を言いそうになり、慌てて訂正した。敬語じゃなくてもいい、そうヒワリに言われたからだ。
ヒワリは家がある方向を見つめ指を指した。


「ロワン、陽はもう沈み始めているのにあっちの空が赤い」


ヒワリの言う通り確かに空がうっすらと赤く火照っているように見えた。
風向きが変わり、何かが燃えているような匂いがする。

「まさか‥!」


恐らく火事だ。
しかもあの方向は‥!

「ヴァンパイアだ!みな隠れろ!」


そう叫ぶ男の声と共に、黒い影が空から舞い降り始めた。男は影に連れ去られ、闇の中へと消えた。

「ヒワリ、こっちだ!」

ロワンは慌ててヒワリの手を掴み物影へと隠れた。
どう考えても、今の状況でヒワリを連れて歩き回るのはとても危険だ。

「何が起きたの?この音いや、怖い‥」


耳をすまさなくても、聞いたことのない叫び声や鈍い羽音で街中が溢れかえりヒワリは耳を塞ぎ縮こまった。
次第にこの叫び声が広まるとすれば、一刻も早くヒワリの両親と合流しなければいけない。

「ヒワリ、家に着くまでかくれんぼをしよう」

「かくれんぼ?」


「そうだ、知ってるだろ?鬼はさっきの黒い奴だ。
たくさん隠れないとすぐ見つかるから、俺の言う通りに動いてくれ」

「わかった」


ロワンに言われヒワリの不安は少し不安が和らいだが、それでも隠しきれていない。


「家には無事につけたの?」

「一様は。ただ…」


着くとロワンはホッと安心した。あの煙と焦げた臭いは家付近の隣近所から立ち上っていたものだ。
ロワンはかばうようにヒワリを守りながら、戸口を開け中に異常がないか確認してから入った。
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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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