うぐいす色の実

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#38 そして翌朝 4/5


「そうだな。それはいいが…気をつけるべきだ。またややこしいことに絡まれるのは御免だからな」

そうロワンはヒワリに忠告する。
その忠告をヒワリはそうじゃなくて、と言い返した。


「あれは向こうから絡んできたんだよ。しょうがないから、お手合わせをしただけ」

実際にそうなのだ。コルシェに居た頃、ヒワリと対戦したがる輩は大勢いた。
その度に、ロワンが間を割って対戦をとめたのをロワンはしっかり覚えていたのだ。


ヒワリの言い分を聞くロワンは頭を抱える。



「いや…大人しくしてくれていたらそれで十分だ」


結局ロワンはハラハラしながらヒワリの対戦を見守ることはあったが、
どの対戦でもヒワリは怪我一つなく圧勝していた。

仮にとはいえ、ヒワリは一族の姫様でもある。
ロワンはヒワリの対戦を見ては女の子らしくあってほしいと願った。


「そう言えば、そろそろコルシェもハンタートーナメントが開催される頃だ。
様子を見てみるといい」



シワスも話に加わり、ヒワリはハンタートーナメントを久しぶりに聞いた気がした。


「とりあえず、先に進もう。このままでは野宿になるぞ」


今までみんなの話を聞いていたユラが話を切り出す。
みんなは頷いてシワスにお礼を言うと、カルネの町を後にした。

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