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#39 そして翌朝 5/5


【青の街道:後半】

ヒワリはふとオスのチェルシーのことを思い出し、ハッと後方を振り返った。
部屋にいたことまでは覚えているが、あの後どこへ行ったのか分からず時米だ。


もう青の街道に入ったばかりで引き返すわけにはいかなかったが、
たまにチリーンと森のどこかで鳴くチェルシーの声を聞くとあのつがいのチェルシーを思い出した。

仕方がないことだとはいえ、チェルシーには申し訳ないことをしたとヒワリは思っていた。


また森のどこかでチリーンと鳴く。
そしてまた。
その鳴き声は徐々に近付いて来ているようだった。



「これって…」

「チェルシーの声ですよね?」


フォーンの後にエンゼルが続けた。


みんなが後方を向くと後ろから一羽のチェルシーがこちらへ向かって急いで飛んできた。



「チェルシー?」

耳が付いていることでオスのチェルシーだとわかる。
チェルシーは二枚の羽根を加えて、ヒワリの前に羽ばたく。

ヒワリが手を出すと、手中に羽根を置きじっとヒワリの顔を見ていた。
羽根は色違いで、オスとメスの物だった。
よく見るとチェルシーの足には紙がくくられており、紙を読むと【忘れ物 ――シワス】とかかれてあった。


「なになに?」

フォーンが覗き込み、羽根と髪の両方を比べた。



「もってけってこと?」

「みたいだね。ありがとう、チェルシー」


チェルシーはチリーンと鳴いて飛び立った。
ヒワリはもらった羽根をペンダントに入れた。


「ヒイラギのじいさんは抜け目がないな」

そうロワンが言う。
確かにこの羽根はヒワリのために取っておいてもらったものだろう。

初めに手渡した分が多過ぎたのかもしれないが。


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渚 日向 /ナギサ ヒナタ

Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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