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#45 二つの運命 1/4


【コルシェ:パーキン通りにて】


突然エンゼルののカバンにあるスコープが光を放った。
ちょうど後ろにいていたユラがそのことに気付きエンゼルに言うと、
エンゼルはスコープを取り出した。

羅針盤の中央に針があるように針は光って、ある一点の方向を指していた。



「ヒワリからだな。宿を見つけたらしい」

「みたいですね」


エンゼルは三人で行動していたが、ロワンが行く先々はよくわからないところばかりだった。
宿屋に入ったかと思えばすぐに出て、掲示板を見ればすぐにその場から離れた。

古い知り合いを探しているそうなのだが、結局その知り合いに会うことはなかった。



「ロワン、探していた知り合いって誰を探しているんですか?」

「正確に言うと酒豪の婆さんだ。無類の酒好きでな、
神出鬼没でどこにいるかはその時次第だ。だから見つけにくい」


「その…お婆さんはどういう人なんですか?」


酒豪と聞いて戸惑ったエンゼルだったが、勇気を持って聞いてみた。

「見た目ふわふわした雰囲気だが頭の回転は早い、辛口だが的は射てるし、
魔女と呼ばれてもおかしくねぇな」

「魔女ですか…?」


「まぁ印のことも、その婆さんに聞けばわかると思うんだが。まぁ…なんせ
それはあの婆さん次第だからな。気まぐれだしな」


「誰が気まぐれだってぇ?」


急に後ろから酔っ払いの声がして一斉に後ろを振り向く。
さっきまで何も気配がしなかったことを気にしてユラは身構えた時だった。


「やっぱ君イにはかなわないわー。でもホント、いい心掛け」

声の主は目の前にいる薄いベージュの短髪で酒瓶を直接飲み込む。
その様子はまるで酔っ払いだが、プハァと言う容姿の持ち主は、エンゼルが想像していたような
年老いた老婆の姿ではなく、子供がいてお母さんと呼ばれていそうなそんな小綺麗な女性だった。


「えっと…貴方は?」

エンゼルが質問すると女性はエンゼルの前でアルコール臭い息を吹きかけ、エンゼルはむせた。


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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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