うぐいす色の実

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#47 二つの運命 3/4


「そっちの運命はね。そして、あの子の選択でもう1つ運命が動き出した。
ただしそれは、ロワンの言う守りは働かない」

「じゃ、どんな運命なんですか?」



エンゼルは勇気を出して、ステラに聞いた。


「もう1つの運命は…――」




そうステラは言いかけたが、いた!というフォーンの声がする方を見ると
前方からヒワリ、フォーン、ヒイラギが近寄ってくるのが見えた。


「三人とも遅いよ!遅いから迎えにきたんだよ?」

ロワンやユラ、エンゼルが黙り込む様子をみてヒワリは心配になった。

「何かあったの?」


ロワンに聞いたが、ぼーっとするロワンにヒワリは「ロワン?」ともう一度声をかけた。


「…さっきステラがいたんだ」

「どこにも見当たらないけど…。何か言われたの?」


ユラとエンゼルはヒワリの一言に気がつき、辺りを見回した。
先ほどまでステラがいた場所にはもうすでに立ち去っていた後だった。
そして、ロワンはなんて答えるのだろうと、エンゼルは心配なった。

先ほど、運命の話をしたばかりだったからだ。



「ソレイユの印の色や形を調べたのかと聞かれたし探すなら図書館か…」

「ステラさんは重大な時にしか現れないから、小さなことでも意味深長になるね」


ヒワリの言葉にステラって誰?とフォーンがきいた。
神出鬼没な女性でなんでも知ってるけど、厳しいヒトとヒワリは説明する。


「とにかく、一度宿屋のシワーズへ戻った方がいい」

そう話すヒイラギにフォーンは頷いた。


「時間制限があるんだよね」

「それもあるけど眠い」


意外さにフォーンはえ?と驚いたが、時間を見てみれば時計の針は21時を指していた。
ヒイラギがそういうのも無理はない。

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