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#52 パン屋「リュサ」 1/6


ドアを引きドアベルを聞きながら店内へ入ると、焼きたてのパンの香りが店内中を包み込んだ。
カウンターの後ろの棚にはブルマンブレッド、ラウンドトップが並び、
入り口付近の丸テーブルにはバターブリオッシュロールが
積み重なったカゴが置かれている。

入り口からの左右に分かれた壁沿いの棚にも、パンが揃えられてあった。



「いらっしゃい。…あれ、ヒイラギじゃないの。シワスさんは元気にしてる?」

カウンターより奥から出てきたやや半ばの女性は長い茶色の髪を後ろへまとめ上げ、
すっきりとした雰囲気があり印象の良いハキハキとした声をしている。


「今日はバゲット売り切れちゃってね。シワスさんバゲット好きなんだけど、
今回は食パンで許してちょうだい」

「いえ、今日は挨拶にきただけで」



「そうなの?あ、もしヒマならあの子呼んできてくれない?
大会に出るって張り切っちゃってね。
リズはバルサ広場で練習していると思うの。店の手伝いもして欲しいものだわ」

ヒイラギがすべてを言い終わらないうちに女性はまた店の奥へ入り込んでしまった。
ヒイラギはため息をついた。



「どうします?あの人また店の奥へ行きましたが」

エンゼルがヒイラギに聞くと、腕組みをして考えた。


「リズを探そう。リズは多分この近くだろ」




【カルサ通り:バルサ広場】

ヒイラギは店を出てカルサ通りの路地裏を進んで行った。
狭い路地にはたまにネコが通るくらいで人の姿は見当たらない。

そのうち、アーチ状の柱が幾重にもなっている通りへとさしかかった。



「人見かけないね」

フォーンがそう言った時にはアーチ状の柱の間から、奥の方が陽に当たり明るい場所が伺えた。
その静けさの割に刃を交じれた時のような甲高い音がこだまする。

明るい場所へ出ると、そこでは一人の女性が剣を持ち男性相手に練習をしている最中だった。


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渚 日向 /ナギサ ヒナタ

Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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