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#56 パン屋「リュサ」 5/6


「え?でもさっきまでここに…居てたよね?」

フォーンはエンゼルに話しかけ、エンゼルは頷いた。
確かに、この場にさっきまでリズがいたことは誰もが目にしていたのだ。


「ま、用事はあとでいいか。それはそうと、店早く閉めないとな。
俺はまだ釜を見ないといけないからよ」

じゃぁなとヒイラギに声をかけた後は、急いで厨房の方へ戻っていった。
そんなリュサを見てコリーは一息つくと、ヒワリたちに向き直った。

「まぁ気にしないで。リズのことだからそのうち帰ってくるでしょう。
あ、そうそう、もう店閉めるから今日はごめんなさいね」

「おばさん、リズは明日の予選に出るのか?」


確信を持ってコリーにヒイラギが聞くとコリーはそうよと店の窓をしめはじめた。

「初めは止めるように言ったんだけど聞かなくて。
ヴェンがね、たまたまここにいて剣なら教えるって言ったのよ。
そしてこの子は筋がいいから大会に出られるって。確かに剣が扱えるなら狩人にもなることもできるけど…――」


しばらく考え込んだコリーの側からヒワリは思い詰めたように口を開いた。

「…コリーさんの勘は間違ってません。大会と狩人は違うって…私自身が実感しましたから」

「…そうね。さぁ、もう閉めなくちゃ。またゆっくり話にきてね」


ドアを開きみんなカルネ通りに出るとコリーが手を振り、外側のドアノブに書けてある看板を
裏へ向けドアを閉める。
見渡せば、バルサ通りの店は次々と店を閉め始めていた。
みな明日の大会に備えて店を早く閉めるようだった。


「やっぱ都合悪いことになったな」

ヒイラギはユラにそう話した。

「どういうことだ?」


「リズに目をつけられた、特にヒワリな。大会では二人とも気をつけた方がいいかもしれない」

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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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