うぐいす色の実

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#59 武勇伝書 2/5


「ヒイラギ」

声をかけたのはユラだった。

「え?」
「大丈夫か?」

ユラに見透かされたような気がして慌てて、大丈夫だとユラに伝えた。



図書館に着くとさっそく中へ入った。
すぐ正面にはドーム状で天井の高い空間が現れ、図書館の中心とみられるカウンターがある。
返却された本はカートに乗せ係りの人が運んで行く。


「こんなたくさんの本見たことないです!」

「ありすぎて二階まで探すの大変そう…」

フォーンの言うとおりだった。二階は図書館の内側の壁に沿って長い通路が出来ている。
壁沿いには一階と同じく本棚が並び、身長の倍の高さがあるこの本棚にはハシゴがかけてあった。
また本棚と本棚を挟んだ入り口のようなところから一階と二階を行き来するようだ。


「二階の廊下は柵もあるし、流石に一階まで落ちることはないな」

ヒイラギの説明になんで?と問い掛けるフォーン。
そんなフォーンにユラが答える。


「術がかけられてる。だから落ちても怪我はしない」
「なるほど…」

「問題はどうやって探すかですね…」

ヒイラギはカウンターへ行き受け付けの女性に話しかけ、検索について聞いた。
しばらくすると、一冊の本をヒイラギに手渡してフォーンたちの元へ戻ってきた。



「この本は?」
フォーンがつかさず聞き、ヒイラギは本を開けながら説明し始めた。

「この図書館中の本のリストだ。目次を開いたら関連するキーワードで探す。
今回はソレイユの印だな」


ヒイラギはページをめくり調べ始める。

ソレイユの印の項目があると、その項目をなぞった。
すると、あらゆる場所から本が蝶のように羽ばたきながらヒイラギの前に積み重なった。

本はパッと見で15冊ほどだ。大型もあれば、比較的小さな本もある。

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