うぐいす色の実

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#60 武勇伝書 3/5

「これも術か」
ヒイラギの様子を見てユラがそう言うと、ヒイラギは本を4冊ユラに手渡す。
そしてフォーンやエンゼルにも手渡すと近くのテーブルに本を置いた。


「一人4冊ずつな。何か見つかれば報告」
「えっ?でも、この文字の配列…初めてみます。読めないですよ?」

エンゼルが手に取った本はかなり小ぶりな本。
フォーンがみると、確かに文字は読めない。
文字列に規則制はなく、はっきり言うとまるでばらばらの紙を貼り合わせたようだ。


「リードを使ってもたぶん魔法は使えないし…どうしよ…」

そうフォーンが言っている側からエンゼルはリードを使った。
すると文字の配列が変わり不規則な文字がちゃんと規則正しい配列に変わり
文字が読めるようになった。

「フォーンさん、これアナグラムでした。これで読めますよ」


「えっ…?」

「??…どうしました?」
驚くフォーンにエンゼルは戸惑う。

「何を使ったの?」

「リードです。さっきフォーンさん言っていましたよね?」

フォーンは慌てた。エンゼルの持つ本をもう一度見てみたが本にかけてある術は解けていなかった。
しかしリードを使うには術が解けないと使うことはできない。

「…術が解けないままリードが使えたってこと?」
「術ってなんのことですか?」


「盗まれないように術がかかってる。まず、この図書館では使えない。あっちこっちにいろんな
術があるから魔法を使えば見つかる」
エンゼルの様子に察してか、そうエンゼルに説明したのはユラだった。


「そうだったんですか…」
「魔法使えるならエンゼルにもわかるよ。ただ、見分けるには術をかけた人の力より多くの力を
持つ者でないと見破れないから。取りあえず、エンゼルはそのまま読んで」


エンゼル自身、自分の魔法の知識の無さに落胆した。
ユラが魔法を使った所を見たことはないが、少なくてもヒイラギやフォーンは知っていたのだろう。
いろいろヒワリが教えてくれたが、それでもまだまだ覚えることはたくさんあるのだ。

エンゼルはもう一度、手に取っている本を眺めた。
確かに本の周りには透明な何かがかけられていることはわかるが、それがなんなのかはわからなかった。


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