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#64 春色の優しいクッキー 2/4


「ったく、狩人相手に剣を向けるとはな」「ま、なかなか威勢だったが」

周りが少しざわつきながら、少しずつ部屋から出始める。
狩人で女性がいることはそう珍しいことではないが、上位に残るのはそう居なかった。
ヒワリやリズを含め、女性狩人は三人しかいない。そして、もう一人はユズだ。
最初の印象は、身だしなみもきっちりしていてクールさもあるが姉御肌のような人だ。

 
 「あの子、ずいぶん貴方に突っかかるわね。何かしたの?」
「んなわけないだろ。大丈夫か?あまり気にするな」

ユズがリズを見に一度部屋から出て行った。
ロワンはすでに棒を下ろし、ヒワリを心配していた。


「…うん、大丈夫。早くみんなのところに帰ろう」

ヒワリは気を取り直してロワンに微笑んだ。



【パーキン通り:シワーズ】
ヒイラギたちがシワーズへと先に戻り、その後ヒワリたちが戻った。
部屋へ着くとヒイラギがヒワリとロワンに図書館で起きた出来事を説明する。

「――…表紙に印か。で、その本はどうした?」

ロワンの問い掛けにヒイラギは本を二冊、取り出した。


「げっ!!…マジかよ?借りて来たのか?」


隣にいたエンゼルは首を振る。

「持ち出し不可の本を正確には偽物を置いて持ち出してきました」


エンゼルの言葉にヒワリは驚き慌てて背表紙を見ると、持ち出し不可のラベルが書かれていた。

「持ち出したって……図書館の中は魔法使えないのに?」


「いやいや、それがさぁ…なぜか使えるの。リードやサイレンも」

フォーンもそう言い、ヒイラギが続けてヒワリとロワンに説明する。

「そう、魔法が使えた。で、印と同じ表紙の本もあったが、結局わからないことが増えただけだ。
図書館にあったのはソレイユの武勇伝書だったが…ヒワリとロワンはヴァンパイアからオルゴンに
ついて聞いてないか?」

「そうだな…。ソレイユがオルゴンを倒したという昔話くらいか。
キュウソスでは口伝みたいなものだから、詳しい話は聞いてない」


口伝…?
ふと何かを思い出した。浮かんだのは母の記憶だ。
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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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