うぐいす色の実

[Edit]

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

[Edit]

#4 心のはじっこ。思いは・・

「ショウ!!」
「ぐぇっ」

カイトの声が聞こえたかと思うと、急に背中が重くなりカエルがつぶれたような声が出た。

「カ、カイト?!!驚かすなよ!!」
「競争っていったろ!?何一人だけサボってんだ!」

カイトの重心がショウにのしかかってくる。

「‥は、早くおりろ゛っ!」

しかし、カイトは気にしてないようだ。

「ん?それは‥カンバッチか?」

やっとのことで下りてもらえるやいなや、カイトはショウからカンバッチを取り上げた。

「『また会えたらいいね さおり』」

「てか、読むなよ‥」

「さおり‥サオリ…って誰だ?」

「お前、忘れたのか?桜庭っていたじゃないか。転入してきてすぐ、転校していった子」

「‥‥あぁ!ショウの彼じょ――痛ッ!!」

カイトの額でこピンをくらわす。
それも飛びっきり痛いヤツ。

「イッた――‥。ショウ、少しは加減しろよなぁ‥」

額をさすりながら、ショウの手にカンバッチが手渡される。
窓から漏れる黄金色の日光がカンバッチにあたり、キラリと光った。

――あれ?あの白いヤツどこに行ったんだ?

教室はさっきのことがうそのようにシーンと静まり返っていた。
白くて目立つ、あの白い類もいなかった。
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。