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Mission12# ハイヴヘイム――約束―― 1/2

Mission12# ハイヴヘイム――約束―― 1/2


〈はじめの園にて。〉



「すごい!?聖月祭ってこんな感じなの?」



ティアは思わず、声を出した。
世界樹の周りは普段花畑一色なのだが、今回ばかりは違っている。

スプライトたちがいつもは背の低い花を成長させ、
向かい側に伸びてきた花を絡めあわせてアーチを作っていた。

中には世界樹の幹にまで伸びる花もあり、伸びてきた花同士絡み合いながら、
世界樹の下にアーチ型の屋根が三層の高さに分けられて次々作っていく。



世界樹の元にある円形状の大広場の隅には、お店らしきテントがすでに並びはじめていた。


 「開催は夜の月だから、いよいよ今晩からだよ」

セシルは嬉しそうだ。


 「――もちろん、シグマ様だけどね!」


 「シグマさま・・・?」

ティアが不思議そうに首をかしげてると、セシルは驚いてティアの両手を手に取った。



 「ティア、知らないのっ!?」

 「・・ご、ごめん。こういうのには疎くて」


あわててセシルに言うと、セシルはしょうがないなと説明する。

 「シグマ・ハートネットといって今ハイヴヘイムでは人気なのよ。
  それに彼もノヴァだし、成績ではダントツ。とにかくハンサムでね」

「そ、そうなんだ」


「何も知らないとはいえ、ティアは知らなさすぎよ」


セシルにいわれ、ティアは苦笑するしかなかった。




――そういえば、あの人との約束‥。




「‥この聖月祭って主催はロード館長なんだよね?」

「そうだよ。どうしたの?」



――もしかしたら館長だったら、少しだけでも許してくれるかもしれない。


「ロード館長は今どこに?」


セシルはうーんと悩んだ。

 「ここでは見てないから・・館長室にいると思うけど――ってちょっと!?」





それを聞いたとたん、ティアはハイヴヘイムへと向かう道へ駆け出した。

 「ご、ごめん。ちょっと待ってて!」


そういって花畑の間を掛けていくティアを見ながら、ほっとセシルはため息をついた。

 「――ティア、最近どこか変だよ・・」


小声は、世界樹のかさかさと鳴る葉音でかき消された。



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渚 日向 /ナギサ ヒナタ

Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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