うぐいす色の実

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Mission15# ミッドガンド――Good Bye..―― 1/2



イリスの母――シャラに呼ばれて居間に行くと、
そこに食事が用意されシャラとよく似た女性がお湯を沸かしている最中だった。


「マーサ、今ティアちゃんに食事をあげても大丈夫かしら?」



マーサは振り返り、ティアをみてニッコリ笑った。


「大丈夫よ。貴方がティアちゃんね。姉さん、コーヒー飲む?」


「お願い、マーサ。あ、マーサは私の妹よ。貴方もコーヒーいる?」

「いえ、今は..。食事頂いてからでもいいですか?」



シャラはうなづき、ティアを席まで連れていかせた。
鶏肉を煮込み野菜でしめたホワイトシチューにパンとチーズが別の皿に添えられた食事を席についたとたん、
ティアはあっという間に平らげてしまった。



「お腹空いてたのね。コーヒー、ここに置いておくね。砂糖は自由に取って」

「あ、ありがとうございます」



マーサはシャラにもコーヒーを渡すと、テーブル上砂糖瓶から角砂糖を3つほど入れてかき混ぜる。





「姉さん、イリスも随分年頃になったわね。前まで女の子連れて来ることなかったのに」

「まぁ、あの子も意地張ってたところあったからね‥。だからってマーサ、あまりいじったらだめよ」




「わかってるわ。ティアちゃん、傷は大丈夫?イリスから聞いたけど、矢当たったんでしょ?」




ティアはちょうど角砂糖4つをコーヒーに入れかき混ぜたところだった。



「あ..はい。傷は浅かったのでもう塞がってます」


本当は魔法で癒やし傷をなくしたが、とても魔法で治したとは言いにくい。
後ろめたい気持ちにはなったが、仕方なく黙っていることにした。



「それは良かった。でも、もし傷口が痛んだら言ってね。痛み止めの薬草があるから」

「ありがとうございます。あの..イリスいますか?話したいことがあるのですが」





「イリス?確か、部屋に居ると思うけど。二階に上がって左の、一番突き当たりの部屋よ。すぐわかるわ」





ティアは部屋をゆっくりと思い出しながら、コーヒーを飲み干した。



「コーヒー、ご馳走様でした。夕食も頂いてしまって」

「いいのよ、ほら。イリスに会うんでしょ?」



微笑むシャラにも言われ、お辞儀して二階へティアは向かった。




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