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花とアリス(4)

あの花とあの子の噂が広まる。
あの子は毎日、あの花と接してる。

あの子は私では
叶えられなかったことをしてくれてる。
それで、あの花が幸せなら・・・。


でも胸はひどく痛む。
痛くならないで、もう決めたこと。
水遣りはあの子の仕事、あの花へ近づけるのもあの子だけ。

手と足の傷は日に日に良くなる。
でも心は・・・。


少し用事があってあの花の前を通った。
やっぱりいつ見ても綺麗な花びら・・。

でも、花びらはあの子に向いている。
一瞬私の方を見た気がしたけど、気のせいに違いない。
前よりか上手く棘をよけられた。

ね、前よりも怪我しなくなったよ。
小さくたたんだ花びらを見て微笑んだ。


またあの子とすれ違う。
『どう怪我の方は?』
前よりよくなったよ、そうあの子に話す。
『それはよかった』
ふとあの子の手足を見る、怪我はない。
『私の方がいいのかもね』
貴方は私より強いから、そうあの子に話して通り過ぎる。

一瞬あの子が笑みを浮かべた気がした。
でもわからない。
今は・・どうでもいい。
あの花さえ幸せなら。

でも、そのたびにひどく胸の奥を揺らす。
違う・・でも本当は、ほんとうは・・。


あの花とあの子の噂が途絶えた。
花たちも静かだ。
おかしい・・。

そう思って、花たちに近づく。
『あら、アリス』
『久々に水いいかしら?』

驚いた。急にそんなこといわれるなんて。
『あの子、あの花から離れたのよ』
『あの子はここに来なくなったから』


久々に水を運んだ。
すごく重かったけど、今は嬉しい。
役に立てて、そう思う。

あの花、会えるかな?
会える理由ができたから。
でも、どうしてあの子は?
どこへいったの?

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Author:渚 日向 /ナギサ ヒナタ

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